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静岡県沼津市大手町において、2025年2月7日(金)から2月17日(月)まで、「桜ライン311・陸前高田写真展@チャトラ『プレイス』」を開催しました。本写真展では、陸前高田市で活動する認定NPO法人「桜ライン311」の紹介とともに、陸前高田市の復興の様子を紹介しました。「桜ライン311」は、東日本大震災の教訓を次世代に伝えるために、陸前高田市内の津波到達地点を結ぶ約170kmの区間に桜の樹を植える活動を行っています。
東日本大震災では、三陸沿岸地域に甚大な津波被害が発生しました。地域によっては、過去の津波被害を伝える石碑が存在していたものの、その意味や重要性が十分に認識されていなかった例もありました。陸前高田市もその一つです。
陸前高田市の「桜ライン」の様子
「桜ライン311」の活動は、石碑では十分に伝えられなかった災害の教訓を、桜の樹とともに地域の人々が語り継ぐことで伝承することを目的としています。桜は、日本人にとって春を感じる特別な存在であり、毎年花が咲くたびに、「この桜は、過去の地震でここまで津波が押し寄せたことを示しているんだよ。もし大きな地震があったときは、この桜の樹がある場所よりも高いところに逃げるんだよ」と、次世代に震災の教訓を伝える役割を果たしています。また、桜の植樹活動には全国から多くの人々が参加し、防災・減災の意識向上にもつながっています。
陸前高田市のまちの復興の様子を伝える写真
陸前高田市は、東日本大震災の津波によって壊滅的な被害を受けました。その復興の一環として、中心市街地では高さ10mを超える大規模な嵩上げ工事が行われました。現在の陸前高田市の中心市街地は、震災前のまちの上に造成されています。この写真展では、震災から1年後から行政による復興事業が完了した後の2023年までのまちの様子を撮影した写真も展示されました。
桜ライン311の活動を紹介する太田海さん
展示期間中には、「桜ライン311」事務局から広報担当の太田海さんが来場し、活動の意義や防災・減災の重要性について、来場者に直接伝えていました。
2023年11月に開催した「キャリアコンサルタント・産業カウンセラーに相談できるキャリアカフェ」での講演
弊社では、2023年11月に開催した「キャリアカフェ」イベントにおいて、「桜ライン311」をテーマにした講演を実施しました。予期せぬ出来事もチャンスと捉え、積極的に行動することの大切さを伝える内容です。太田海さんには、この講演の中で、ご自身の経験をもとに職業選択やキャリア形成について語っていただきました。
写真展開催期間中に販売されたチャトラコーヒーの「桜ライン311オリジナルブレンド」ドリップパック
また、イベント期間中には、チャトラコーヒーにて販売された「桜ライン311オリジナルブレンド」のドリップパックの売上の一部が、「桜ライン311」の活動費として寄付されました。さらに、古本を寄付できる「チャリボン」を通じて提供された古本の売上も、「桜ライン311」の活動費として寄付されました。
外部メディア掲載記事
【沼津市】「陸前高田・桜ライン311写真展@チャトラ『プレイス』」が、2月17日まで開催中です
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【沼津市】東日本大震災の記憶を伝える「桜ライン311」写真展チャトラ『プレイス』で開催 #知り続ける